テントのポールとして、一般的にジュラルミン(アルミニウム合金)やFRP(グラスファイバー)やスチールが使われています。
比較的値段の安いテントにはFRPが使用されていて、山岳用などの高価なテントにはジュラルミンが使用されています。
なぜ、テントが安いのか、なぜテントが高いのか、実はポールの素材も価格に影響しているようです。
テントを買う前にポールの素材をチェックするとよりいい買い物ができるとおもいます。
ポールの素材の特徴を調べてみました。
◆FRP(繊維強化プラスチック)について
ガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料のこと。
弾性に優れ価格も安価に抑えらるが、強度を維持するために肉厚にする必要があり、重くなる。
値段の安いテントに使用されているテントポール素材。
◆ジュラルミン(アルミニウム合金)
ジュラルミンとは、アルミニウムと銅、マグネシウムなどによるアルミニウム合金の一種である。
FRPに比べて高価だが、軽くても強度と弾性に優れ、最もテント向きな素材。
テントに使用されているジュラルミンは”超々ジュラルミン”という高い引っ張り強度と耐圧力を持つそざいが使われている。
ただし、長い時間がたつと自然に強度が低下する欠点もある。
山岳用などの高級テントに使われているテントポール素材。
◆スチール
鉄を主成分にする合金で鉄の持つ性能(強度、靭性、磁性、耐熱性など)を人工的に高めたものである。
安価で強度があるが、弾性がない。
タープを支えるポールなど直線的な用途として使用される。
重量が重くてさびやすいのが欠点。